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【銃乱射事件】FBIが教えている実際の対処法を解説!

Aiy-yue-kwee’ Nee-kee-chue!

皆さんこんにちは、

亜希ダウニング(aki_downing)です!

カリフォルニア州のネイティブアメリカン”ユロック族”に嫁ぎ

先住民の土地でのびのび楽しく暮らしています!

みなさん、銃乱射事件に遭遇したことはありますか?

「あるよー」という方はきっと少ないですね。

では

銃乱射事件が起きた想定で訓練したことがある方はいますか?

もしかして、、、ない?

アメリカで生活しているなら

銃乱射に備えた訓練をすることは必要不可欠です。

日本で地震の避難訓練をしているように、

アメリカではロックダウンドリルという銃乱射に備えた避難訓練があります。

やったことないよーという方はぜひこの記事を見て実際にシミュレーションしてみてください!学校や地域でロックダウンドリルをしたことない方も、銃乱射事件を想定したことがない方にもわかりやすいように簡単で覚えやすいものにしました!

この記事を書いた人
  • 在米セキュリティカウンセラー
  • オンラインコミュニティ『LinkUp』代表
  • 岩手県陸前高田市国際姉妹都市サポーター
  • 翻訳者・逐次通訳者
  • Webライター・Webデザイナー
この記事を書いた人
  • 在米セキュリティカウンセラー
  • オンラインコミュニティ『LinkUp』代表
  • 岩手県陸前高田市
    国際姉妹都市サポーター
  • 翻訳者・逐次通訳者
  • Webライター・Webデザイナー
もくじ

事件発生前

周囲の確認

Be aware of your environment and any possible danger.
自分の置かれている状況を危険性を把握し注意深く観察すること

いつ、どこに、誰といても、必ず周囲を確認することを忘れないでください。

頭の中で、様々なシチュエーションごとに起こりえる事件を想定しましょう。

いざという時守れなくなるので、外出中お子さんは必ず守れる範囲内にいるように日ごろから何度も何度も言い聞かせてください。

ここはアメリカ。日本ではありません。

出口確認

Take note of the two nearest exits in any facility you visit.
施設の出口を2か所必ず確認しましょう。

スーパー、モール、ホテルやあらゆる施設に到着したら、まずはマップを確認してください。そして出入口と非難経路の確保をしましょう。それも2つ!できたら2つ以上!!

1つの出口犯人によって塞がれてしまった場合はもう一つの出口から逃げるしかありません。

我が家は基本的にどこへ行っても必ず最初にマップの確認をします。施設のレイアウトも頭に入れて、出口もしっかりインプットしましょう(うちの場合子どももまだ小さいのでバスルームの確認も兼ねてマップを見ます)

ちなみに、あなたがよく行くスーパーの出口、2か所パッと頭に浮かびますか?そのうちの一つは従業員が使うバックルームですか?なぜなら犯人が複数いる場合、客の使う出入口はすべて塞がる可能性が高いのです。だから従業員の使うバックルームがどこから繋がっているか確認しましょう!(そのバックルームが出口に繋がっているかもね!)

事件発生!

休日、ショッピングモールで買い物をしていたら銃乱射事件が発生しました!

犯人がどこにいるかまだ分かりません。

ですが多くの人が叫び周り、走っています。

あなたはどうしますか?

ここからは実際によく行くショッピングモールにいることをイメージして、頭の中でどう動けばいいかシミュレーションしてみてください。

オフィスに入る

If you are in office, stay there and secure the door.
オフィスや店内にいる場合、そこから離れずドアを厳重に固定しましょう。

モールはだいたい長い廊下があって店内のスペースがあります。

店内にいて、銃声や叫び声が聞こえた場合、「なんだなんだ?どうした?走って逃げないと!」と廊下に出るのは非常に危険!絶対に廊下に出てはいけません!

なぜなら従業員はすでに訓練されているので、銃声が聞こえると店のドアを一番に閉めるからです。

ドアの近くにいたら、ロックする手伝いをしましょう。そして厳重にロックします。

店内の一番奥、または隠れられるスペースで隠れて待っていてください。どんな声掛けがあっても決して頭を上げたり、外をのぞいたりしないでください。

警察官や特殊部隊が来るまでそこで待機していてください。※警察官が現場に到着して先にやることは犯人確保です。時と場合によりますが2~3時間は考えてください。

廊下に残らない

If you are in a hallway, get into a room and secure the door.
廊下や通路にいる場合は、素早く近くの部屋や店内に入りドアを厳重に固定しましょう。

廊下にいる場合は一番近くのお店に素早く入りましょう。

犯人の姿を探して歩き回るのは絶対にダメ。

この時初動が遅れると、どのお店にも入れません。基本的に一度締めたドアは警察官が来るまで開けることはありません。ということは、廊下に取り残されてしまうのです。

「助けて!!入れて!」と言っても開けてくれません。なぜならあなたが逃げる客のフリをした犯人かもしれないから。あなたが犯人ではない証拠はどこにもないんです。

そして他の従業員やお客さんも、あなたと同じように怖い思いをしてお店の奥に隠れています。入口まで来て親切に開けてくれることは基本的にありません。

みんな自分の命を守るのに必死です。

だから絶対に廊下に出てはいけません。

アメリカの高校に通っていたことがあるという日本人のフォロワーさん。高校でロックダウンドリルがあった時、初めての経験で何が起こっているのか分からず、廊下にただ一人残され緊急のサイレンが鳴ったままドリルが終わるまでどの教室にも入れなかったそうです。ドリルだったから良かったものの、これが実際の事件だったら命は無かったと言っていました。トラウマになったそうです。

戦う

As a last resort, attempt to take the active shooter down.
最終手段、犯人と戦いましょう。

犯人があなたの至近距離にいて、逃げも隠れもできない場合、生存できる可能性は戦うことのみ。戦わなければあなたの命は奪われます。あなたの大切な人の命が奪われます。

この場面では「命を奪うか、奪われるか」それしか考えてはいけないのです。

できるか、できないかではないです。

やるんです。やるしかないんです。

覚悟を決めましょう!

911する

Call 911!! When it is safe to do so!!
身の安全が確認できたら911しましょう。

あなたとあなたの周りにいる人の安全が確認できたら、その段階で初めて911をしましょう。

安全確認を怠らないでください!

過去、安全確認を怠って911をしたため、犯人に居場所がバレて犠牲になった方もいます。

家族に連絡するのも十分注意してください!!

あなたが安全でも、迎えに来たあなたの家族が犯人と鉢合わせる可能性もあります。当たり前ですが、銃乱射の事件が起こってすぐ犯人が確保できる保障はありません。

人質として取られた場合、数日かかることもあるのです。

家族まで巻き込まないよう、緊急時こそ冷静に。冷静に。落ち着いて行動しましょう。

RUN, HIDE, FIGHT!!

これは銃乱射事件が起きた際の合言葉です。

  • RUN →何事においても最優先すべきであり、他人に反対されても「逃げる」
  • HIDE →逃げられない場合、犯人に見つからないよう「隠れる」
  • FIGHT →逃げも隠れもできず、犯人が向かってくる場合は「戦う」

以下に2つのYoutube動画を共有します。

どちらの動画も視聴には十分注意をしてください。強いストレスがかかる場合があります。

FBI公式

FBIが公式に出している動画です。

こちらは限定公開となっているのでYoutube内で探しても出てきません。FBIの公式HP内にあります。

レストランでディナーをしているとき、銃乱射事件に巻き込まれたことを想定したビデオです。

日本語字幕付き

テキサス州ヒューストン市が作成した「RUN. HIDE. FIGHT. Surviving an Active Shooter Event」 という動画の日本語字幕がついたものです。ヒューストン市民向けに無差別の銃乱射事件に遭遇した場合の対処方法について、約6分間動画で解説しています。

(財)自治体国際化協会ニューヨーク事務所がヒューストン市から許可を得て日本語字幕バージョンを作成し、YouTube上で公開しているのも。

こちらは会社のオフィスで起きた銃乱射事件を想定しているビデオです。

まとめ

これは映画の世界ではありません。

実際にアメリカ国内のどこにでも起こりうる光景です。

だからこそ、日頃からきちんとシミュレーションしておくことが大切です。

FBIはアメリカ市民にこう呼びかけています。

You can survive a mass shooting, if you prepared.
準備さえしていれば、銃乱射から生き延びることができる

銃乱射事件が起きることを予測するのは不可能です。

対処法をしっかり学び、そしてまわりの人に伝えていきましょう。

事件が起きたあと、警察が来てからの対応についてはこちら↓

銃乱射事件についての基礎知識はこちら↓

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