さて今日は、久しぶりの企画。

アメリカでの防犯について、ご質問が届きました。

【公園の駐車場で薬物使用中の車と出会ってしまった】

こちらのシチュエーションで、質問を頂きました。

そして読者の皆さんのお役に立てるのでは？ということで、こちらの相談内容の公開の許可も併せて頂きましたので、みんなで考えていこうと思います。

質問内容

まず始めに、頂いた質問をご紹介します。

個人情報などは伏せ、一部文言を変更しています。

　いつも参考にしています。長くなりますが読んで頂けたら嬉しいです。

　昨日、子供2人(どちらも未就学児)を連れて公園から帰る際、乳児を車に乗せている時に隣の車の車内で薬物を使用している若者に気付きました。車内には4人。煙が充満しており、後部座席でぐったりしている女性と目が合いました。 咄嗟のことで驚いたのと、背を向けるのが怖くてとりあえず扉を閉め、反対側に周り幼児を乗せ、私も助手席側から車に乗り込み鍵をかけました。その間に向こうも逃げていってくれたのですが、初めての経験でめちゃくちゃ怖かったです。

　今回の経験を次回に生かすべく、 明るいとはいえ17:40まで公園にいない。 隣の車を遠くから先に確認する。を次回に活かそうと思いました。そして、気づいた時助手席側に回ったことで次女を危険に晒したのでは？どうするべきだったか、今も考えています。

　そこで質問なのですが、あきさんが公園から帰る状況の時、また薬をやってる人に出会った時に気をつけてることがあれば教えてほしいです。状況、州、気候によって変わるのは分かっているので、あくまでもあきさんが普段気をつけてることを気付きとして聞かせてもらいたいなと。私は初めてのことで慌ててしまって、結果今回は逃げてくれたのですがそれが相手を刺激する行動になってたりするのかなとか、まだまだ危機管理不足を痛感しました。お時間ある時で構いません。

さて、みなさん。

このシチュエーション、もし自分の身に起きた場合、どうしますか？

スクロールして私の回答を見る前に、まずはご自身で考えてみてください！

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ちなみに私ですが、このシチュエーションに遭遇したことはありません！

結構イヤだし、肝を冷やすし、出来れば人生で一度も経験したくないシチュエーションですよね。。。

ご相談者さん、本当に動揺されたと思います。

ご近所さんだったら抱きしめてた！！

では、ここから、

同じ状況を経験したわけでもなく、安全なところから話だけを聞いたという”誰が何を言うんだ状態”の私が回答します。

何度も言っていますが、防犯に正解はありません（不正解はあります）。後からでは何とでも言えます。その経験をした本人でないと分からないこと、たくさんありますので、あくまでも『私の個人的な見解』と捉えてください。私の回答が正解かどうかは分かりません。

回答

頂いた上記の文章のみで判断して回答しますので、憶測も混じりますよ！

まずですね、この相談者さん、かなり優秀。私が言うのもおこがましいですが。

正直ね、

私この質問について回答すること無いと思うんだよなー。。

頂いた文章を見ても、普段からしっかり周りを見るクセがついている。そしてその目にした状況を文章で人に伝えられるようになるまで自分の中で咀嚼している。うん。素晴らしい！！

ここまで”状況説明”、”反省点”、”質問”と分けて聞いてくれると答えやすいし。お人柄の良さまで伝わってきました。

恐らく時間にして１分前後の出来事だったと思います。その間に「隣の車に4人いること、1人はぐったりしていること、煙が充満していることから薬物だと判断できたこと」はかなりスゴイのでは？

相談者さんがどのくらいの期間アメリカで過ごしてるのか分かりませんが、ここまで瞬時に把握できたご自身のことをまず拍手で褒め称えてあげて欲しい！！これを見ているみなさんも、この相談者さんに拍手を！！

中でも一番すごい！と思ったのは

「私も助手席側から車に乗り込み鍵をかけました。」のところ。

多分、危険な状況だとわかっても、（自分が運転するんだから）と運転席側に回り込んでしまう人、多いと思います。ここで助手席から入るという機転、ナイス判断！車種にもよるのかもしれませんが、女性であれば助手席から運転席側に車内で移動するのはそんなに難しくないですからね。

これはぜひ皆さんにも取り入れて頂きたい１つの防犯テクニックですね！

で、このシチュエーションに関しては、車に乗り込んでいる間に走り出してくれたということで、これ以上できることは正直ないんじゃないかなと思っています。

考えられる防犯をすべて実践できていたような気がします。

では、事前にやっていればよかったことは何か。

それはご相談者さんもおっしゃっている通り

明るいとはいえ17:40まで公園にいない。

隣の車を遠くから先に確認する。

これですかね。

サマータイムは、なにも「いつもより長く公園で遊んでいい時期」ではありません。

アメリカで生まれ育った人ですら、早い時間に公園を出て家に帰ります。

それには理由があるんです。

（こういう話をすると”うちの地域は比較的安全なので大丈夫ですぅ～”って人が必ず出るんですけどそういう話してないのでシカトしますね）

地域のイベントで遅くまで公園にいた訳でもない。

子ども２人に対して大人が２人いた訳でもない。

アジア人の女性が、乳児と幼児を２人連れて公園にいていい時間ではないです。

ここに関しては本当に、もっと早い時間に家に帰るべきだったと思います。

我が家、夕飯５時ですからね。ちなみに。ｗ

その前にお風呂も入ってるし。

ここに家庭のルールもへったくれもありません。

17:40まで公園にいたことが、原因のすべてですね。

なので、遅い時間まで公園にいなければ、このトラブルは防げたのではないかと思います。

私が気を付けていること

質問の中に

「あきさんが公園から帰る状況の時、また薬をやってる人に出会った時に気をつけてることがあれば教えてほしいです。」とあったので

これについて少しだけ回答します。

まず先に

【薬をやってる人に出会った時に気をつけてること】

これは目を合わせない。一択です。

距離が近くても遠くても同じです。

そしてすぐに離れます。

以上！

次に

【公園から帰る状況の時に気をつけてること】

まず駐車する場所はなるべくプレイグラウンドの近く。

近くに車があれば車内を目視で確認。

あと、私は公園を離れるときに同じタイミングで車が出て、同じ方向に向かっていないかバックミラーを確認しています。

これは何時に公園を出ても同じです。

後を付けられていないか確認しています。

家がバレたらもう終わりなので

なんとなーく同じ方面向かってるなと思ったら少し遠回りするようにしています。

ま、そうするとだいたい思い過ごしだったことが分かるんですけどね！まだとりあえず一度も後を付けられたことはありません。（多分）

私、実は日本でも何度も後を付けられた経験があるんです。

小学生の時も、中学生の時も高校、大学、全部あります。

自転車で追いかけられたり、車で付けられたり。

だからこれは日本にいた時から身についていることです。

唯一、小学校の低学年の時だけ、通学路からずっと尾行されてて、玄関まで付けられました。

当時団地に住んでたんですけど、玄関を急いで開けて入る瞬間に、階段の下からおじさんがのぞいてて。鍵を慌てて締めたので大丈夫でしたが、結構今でも思い出すくらい怖かったですね。

ま、それは置いておいて。。。

今回の相談者さんのシチュエーション、

公園と駐車場のレイアウト、他にどれだけの子どもと保護者がいたのか、他に何台駐車していたのか、そして駐車していた位置も分からないので私のこの普段の対策（？）が役に立つか分かりませんが

気を付けているのはこんなところかな。

あ、あと最後のグループになるまで公園にいないこと！

人がたくさんいるうちに必ず帰ります。これは絶対です！

可能であれば

この場合、自分と子どもの身の安全の確保が最優先です。

でももし、これを見ている方の中で「車内でぐったりしている子を助けたい」という方、

ナンバープレートを確認、車種、色、壊れている箇所、車内の人数、年齢、どの方面に車を走らせたかなどを確認し、すぐに911してください。

必ずあなたの安全が確保できてからです。

ナンバーを確認しないと！と至近処理でパシャパシャ写真を撮らないこと。

ま、このへんはドラレコが付いていたらすぐ提出できるので、

ドラレコ必須ですね。

例：今○○公園にいます。車内で薬物を使用している集団がいて、ひとりはぐったりしています。車の色はシルバー、ホンダ、シビック、ナンバーは「○○○○○○」、車内には４人。年齢は推定○○代、ぐったりしている女の子はブロンド、黄色いTシャツを着ていました。駐車場を出て北に向かいました。ターゲットのある方面です。蛇行運転をしていて危険です。車にDash Camがついているので後程提出できます。今は子どもと一緒にいるので家に帰らないといけません。

みたいな？

例ですよ。あくまでも。例。

事件性がありそうで、時間と心に余裕があるならこういうところまでやってもいいとは思います。

州によってこのあたりは全然対応が変わりますので

「薬物を乱用しているティーンを見たら in 州の名前」とかで英語検索してもいいかもしれませんね。ヘルプデスクもたくさんありますよ！

ですが正直、

アメリカに住むティーンにとって、薬物を完全に避けるのはかなり難しいです。

そのあたりの感覚の違いを私たち日本人も理解することが必要。

日本で見たことないけど、もしかしたら”よくあること”かもしれないので

周りの信頼できるアメリカ人の家族や友人に聞いてみると最適解を見つけられると思います！

まとめ

今回は【公園の駐車場で薬物使用中の車と出会ってしまった】というもの。

あなただったらどうしますか？

いつもの公園でそんなことがあったら？

何時に帰る？普段どう対策してた？

きっと、色々考えることが出てきたと思います。

防犯は100％できません。終わりもありません。時代によっても変わります。

自分事として落とし込んで、役に立ててください！

Dash CamのAmazon ベストセラーを３つ載せておきます。

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