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ユロック族ってなに!?居住地はどこ?どんなところ?

Aiy-yue-kwee’ Nee-kee-chue!

皆さんこんにちは、

亜希ダウニング(aki_downing)です!

カリフォルニア州のネイティブアメリカン”ユロック族”に嫁ぎ

先住民の土地でのびのび楽しく暮らしています!

さて今日は旦那とこどもたちの部族”ユロック族”について簡単に説明をしたいと思います。

嫁いで間もないことに加えてかなりマイナーな部族に嫁いでしまったために(失礼w)日本語の文献が少なすぎる!!ほぼ無いといっても過言ではない。

”ユロック族”でGoogle検索してみて、なにが出るかな〜

私のブログやないかい!!笑

、、ということで、自分の勉強のために、色々と学んだことをここに書き残しておこうと思います。

この記事を書いた人
  • 在米セキュリティカウンセラー
  • オンラインコミュニティ『LinkUp』代表
  • 岩手県陸前高田市国際姉妹都市サポーター
  • 翻訳者・逐次通訳者
  • Webライター・Webデザイナー
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もくじ

居住地について

カリフォルニア州のずーーーっと北のほう。

ユロック族の保護地区(Yurok Reservation)はオレゴン州境に近いクラマス川沿いデルノルテ郡とホンボルト郡にまたがって位置しています。

以前はユーレカにほど近いトリニダッドまで集落はありましたが、スペイン人の侵入やゴールドラッシュ時代の大量虐殺、疫病によって人口が激減し、連邦政府によって現在の居住地に定められました。

日本人がよく知るロサンゼルスやサンフランシスコは、居住地からずーーっと離れています。

今住んでいる自宅からサンフランシスコ空港まで、いつもだいたい片道9時間かかります、、、笑

走行距離は約384マイル(617km)。

ざっくり計算して東京から青森間です。

保護地区について

保護地区を英語で”Reservation”といいます。

主な意味は【予約・制限・指定・留保など】アメリカ連邦政府によって確保されている土地なんですね

このReservation内、その部族のひとにとって法律なんてあってないようなもの!(もちろん人を殺めれば逮捕されますが。。)

例えば本来必要な猟銃許可やサーモン漁の申請、さらには自動車の運転免許もいりません。※こちらは2022年末についに運転免許が必要になりました!笑

保護地区内で保護される対象は”ユロック族のみ”。

他の部族の人や、もちろん日本人の私は特になんの恩恵もありません。w

しかし、あなたがユロックだった場合!ガソリンも免税、ライフライン(水道光熱費など)減税、家を購入した場合の土地代は無し(もともと彼らの土地だから)、

さらに家や車の購入の際に補助金あり。などなど。たくさんの援助があります。

んがぁ!!!しかし!!

政府というものは、、、あの手この手でその補助金を出し渋るのです。

公には「我々政府はネイティブアメリカンにこれだけの援助をしています」と声高々にアピールしますがたくさんの理由をつけて、援助が受けられないようにしているのです。

私たち家族も、過去何度も悔しい思いをしてきました。

Red Mountain Rdからの景色
Red Mountain Rd からの景色。ここでは熊によく遭遇します

言語について

公用語はもちろん英語。

ですがユロック族には数万年前から使われている”ユロック語”があります。

ユロック語を第一言語として話す人は2013年についに一人もいなくなってしまいましたが、ユロック語を絶やさない為に子供の名前をユロック語で名付けている人も多いです。実際に私の姪っ子、甥っ子、いとこなど、みんなユロック語で名付けられました。

そして2022年に生まれた我が家の娘も。ミドルネームにしっかりユロック語をつけました。

とてもかわいい名前です!!

ユロック語はこんな感じです!

気候について

青森とほぼ同じ緯度に位置している保護地区。

11月~4月までが雨季、5月~10月まで乾季です。

気温は年間を通して比較的涼しく、東京の灼熱の夏を経験した身としては天国です!

ただしこのあたり「カリフォルニア州で一番降水量の多い地域」として有名なので、雨季の間はほぼ半月ずーーーーーっと雨が降り続いています。

年間の最高気温は9月の20度(68℉)

最低気温は12月の5度(39℉)

ただ、これは海沿いのクラマス地区の気温。そこからクラマス川を上って内陸地にあるウェイチペック地区(Weitchpec)は気候がガラッと変わります!!

夏は40度近くまで上がるし冬は場合によってガンガン雪が積もる。

保護地区の内陸側には四季があるのです。同じ居住地の中でも海沿いと内陸ではかなり差があります。

内陸にあるTulley Creekにて。この日40度を超えてました

生活について

保護地区内にスーパーはありません。車で30分かけて別の町にいきます。ガソリンスタンドに併設されているお店には軽いスナックはあります。

でもほぼ何もありません。

何もありません!!

観光客のためのコーヒーショップやレストランはあります。(それもレストランと呼んでいいのかどうか迷うレベル。笑)

観光客プライスなので地元の人はあまり利用しません。

え?電波?

ないですよ!!

家から離れたらもう圏外ですよ?

アメリカの田舎。恐るべし。。

休みの日はただこうしてボケーっと過ごします

まとめ

いかがでしたか?少し、ユロックの居住地がどんなところか想像できました?

いまだに電気も通ってない家に住んでいる人がたくさんいます。

もう2023年ですが、まだまだネイティブアメリカンは文明に頼らない生活をしています。

東京から来たシティガールの私には驚きがたくさん。

夜空に広がる満天の星、天の川もクッキリ見え、気象衛星も分かる。

都会の夜景を眺めるのもいいですが、この場所でみる自然のライトアップは心が洗われます

ぜひ一度足を運んでみてください!

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